2024年11月10日 第22回和歌山ジャズマラソン 1:33:15
ハーフマラソンにはそれほど興味がなかったのだけれど、次の大会まで期間があくのと、職場の人間に誘われたのをきっかけに出場を決めた。少し前まで和歌浦ベイマラソンという名前だったと思う。和歌浦というのは和歌山県の由来となった風光明媚な地だ。県外の人間にとっては今の名前のほうが通りがいい。昨年度は12月雪の降るなか開催されたせいか、今年は11月上旬の開催だ。
当日朝8時前に和歌山駅に到着。スタート地点の和歌山市役所までは無料のシャトルバスが出ているが、行列ができているのでアップ代わり約2kmの道のりを歩く。20分ほどで到着。参加賞を引き換えてから、上に羽織ったジャージを脱ぎ荷物を預けてスタートを待つ。ここで同僚と合流して気合を入れる。
前日まで肌寒かったので用意したアームカバーを、着けて走るか直前まで迷った。けっきょくハーフだから腕はそれほど疲れないし、熱がこもりそうなので荷物といっしょに預ける。気温を考えるとこれは正解だった。
ハーフマラソンの参加者数は3197人。申告タイムは目標の1時間40分でBグループ。号砲からまもなくスタートラインを超える。コースはまず和歌山城を右手に堀を周り、幹線道路に出て港へ向かう。キロ4分40秒を目安に抑えて走る。都市型マラソンと違って混雑もなく非常に走りやすい。和歌山港から和歌浦まではほとんどフラットでスピードも維持しやすい。このあたりは花王の工場があるくらいで応援はないが、ジャズステージで米米CLUBを演奏していてテンションが上がる。
給水後、日本のアマルフィこと雑賀崎に入る。60mほど上って下りてくるコース。右手に海を見ながら走る。快晴で眺望が本当に良かった。あとからgarminのデータを見ると、上りでも4分50秒ペース。上りも下りも激坂というほどはなく、スピードは出しやすい設定だと思う。この日の最高気温は23℃とかなり温かく汗が吹き出る。坂の途中にも給水があるが、むせると困るのでここはスキップする。
下りが終わると片男波海水浴場を折り返してマリーナシティへ続く道へ入る。ここも万葉集に詠まれた名勝で、景色の良さからついペースが上がる。みかんジュースの給水があったので最後のエネルギー補給。キロ4分20秒ほどにペースアップし、追い込みをかける。橋を渡りマリーナシティの中を通ってフィニッシュ。ネットタイムで1時間34分を切る好タイムだった。グロスは1時間34分1秒。
ゴール後はグリーンソフトを食べて、和歌山駅までのシャトルバスに乗り駅前で打ち上げ、解散となった。戸惑ったのが帰りのバスの案内板がないこと。もっとわかりやすく看板を立てておけばいいのに。時間の都合で直帰したが、マリーナシティには黒潮温泉という日帰り入浴施設があり、出場者にはクーポンが配布されるので汗を流して帰るのがいいと思う。
会場にはランニングYoutuberの三津家さんがおられ、写真撮影に応じてくださった。昨年に引き続いて2年連続の出場だ。インフルエンサーとはいえ、レース中もレース直後もファンサービスする姿には感動する。後日アップロードされた動画をみると、和歌山城目の前のダイワロイネットホテルに宿泊されていた。前泊するにはいちばん良いホテルだろう。
サブ3.5を目指す自分にとってハーフマラソンを1時間40分切れたのは大きな収穫だった。スピードは十分なので30km走など距離を積んでいくこととしよう。
和歌山はこの海岸沿いのコースが走りやすかったり、秋葉山プールという文句のつけようがない市民プールがあったり(国体のおかげなんだよね)、WAKAYAMA800というサイクリングコースがあったり、実はトライアスロンには良い土地なんじゃないだろうか? 南紀白浜トライアスロンにもぜひ出場してみたいと思った。